名刺は渡す?

名刺交換はビジネスマナーの一つです。
しかし薬剤師の転職に関して、名刺交換が必要なのかどうか?これについては必ずしもビジネスマナーマニュアルには当てはまらないことがあります。

そもそもなぜ名刺交換をするの?

ビジネスマンが取引先の会社の人と商談や会議をする時、初対面の場合は必ず名刺交換をします。
初対面の場合はお互い名前を名乗りますが、名刺交換をする場合は「こういう者です」といって名刺を渡すことで挨拶代わりにするという暗黙のルールのようなものも存在しています。
名刺に何を記載するかの違いはあっても、ほとんどは自分の名前、会社名、部署名、役職、連絡先等が書いてありますので、いちいちそれを伝えなくても1枚の名刺を渡せば相手に伝わります。
もちろん名刺交換が済んだ後に、簡単な自己紹介等もしますが、相手の身元が分かるのでお互い安心できるというメリットがあります。

商談や交渉が成立するまでは、お互い何度か連絡を取り合います。
電話で済む場合もありますし、どこかで会って話をするにしても、相手に連絡をする時は、名刺に書いてある連絡先に連絡を入れればいいから便利な面もあります。

薬剤師の転職に名刺交換は必要なのか?

薬剤師も名刺を作りますし、いろいろなシーンで名刺を渡すことがあります。
ただし薬剤師が名刺を持っているとしても、いちいち患者さんに薬を渡す度に名刺を渡すことはありません。
薬に関して説明をしてもわからないことがあった場合に、名刺を渡し何かあったらここに連絡してください、という時に渡すことが多いです。

薬局で働く薬剤師は名刺を持っていない人が多いですが、管理薬剤師など人の上に立つ立場の薬剤師は名刺を常に持ち歩き、渡すことも多くなります。
ただ名刺を持つ場合も、一般企業のものとは違い肩書きはあまり重視しません。
患者さんに向けて、何かあった時に連絡が取れるよう、連絡先と名前を重視するので、あまりごちゃごちゃとは書かず、誰が見ても分かるようシンプルなデザインにします。

通常業務ではあまり名刺を使う機会はなく、患者さんに名刺が欲しいと言われた時か、薬の飲み方が特殊な人に渡す程度です。
従って転職のために名刺を作る必要はなく、面接時には名刺交換などはしないのが一般的です。
ごくまれに、面接官から名刺交換を求められることはありますが、ない場合は持っていないと正直に言えばいいですし、必要と感じたら作っておけばいいのです。
名刺交換を求められてもいないのに、自分から名刺を出すのはあまりいい印象を与えないので注意が必要です。

名刺交換をする時のマナー

面接時の名刺交換は原則として行いませんが、何かのシーンで名刺交換をする機会があった時、名刺交換のマナーを知っておくと安心です。

名刺は箱のまま持ち歩かず、何枚かを名刺入れに入れて持ち歩くとスマートです。
名刺交換をする場合は、素早く名刺入れから取り出し相手に渡します。
この時なかなか名刺が取り出せず、もたつくと相手を待たせることになりますし、スマートではありません。
名刺入れを選ぶ時は、出し入れしやすいことを重視して選びましょう。

取り出した名刺は、必ず両手で渡します。
名刺には自分の名前や会社名が書いてありますが、渡す時は会社名と名前を名乗りつつ渡します。
お互い名刺交換する場合は、自分の名刺を相手より上に持っていくと失礼にあたるので、相手よりも低い位置で渡すようにします。
お互い同時に名刺交換する場合は、どちらか片方の手で自分の名刺を差し出し、もう片方の手で受け取るのはOKです。

名刺は必ず名刺入れから出して渡します。
裸のままポケットや財布から出すのはもちろんNGですし、名刺が折れたり曲がったりしてしまうので注意してください。
間違ってもそんな状態の名刺は渡せませんので、必ず渡す直前に名刺入れから出し、綺麗な状態で渡しましょう。
普段は使わなくても、知っておくといざという時スマートな名刺交換ができます。