血圧とは・・

まず血圧とは何でしょうか?基本中の基本ですが聞かれたときに答えられるでしょうか?
血圧とは、心臓から送りだされた血液が、血管を通る際に血管にかかる圧力のことです。

血圧=心拍出量×末梢血管抵抗

で導き出されます。
心拍出量とは、心臓から送り出される血液の量です。塩分の取りすぎなどにより血液量が多くなります。
末梢血管抵抗とは血液の流れにくさのことです。血液がどろどろであったり、血管自体が硬かったり、細かったりすると抵抗が大きくなります。一般的に歳を重ねていくと血管の弾力が失われたり、細くなったりします。

高血圧とは?

正常の値よりも高い血圧値が持続している状態を高血圧といいます。
高血圧治療ガイドラインによる定義では

(診察室での血圧)140/90mmhg 以上
(家庭での血圧) 135/85mmhg 以上
   のことを高血圧とされています

血圧はいつ測る?

上に書いたとおり、家庭での血圧の計測は、正確な評価をするためには大事なものです。
患者さんにいつ測ればいいの?と聞かることも多いかと思います。

まず、家での計測は朝と晩の1日2回、それぞれ2回ずつ計測し、その平均値を記録するのが望ましいです。
血圧手帳を利用するのも良いでしょう。

測定のタイミングとしては。
・朝は起床後1時間以内に排尿を済ませてから、朝食前、服薬前に計測
・晩は就寝前に計測

が望ましいタイミングになります。

高血圧は何が悪いのか?

血圧を下げなさいとTVでも言れるし、先生にも言われますが、高血圧状態を放置すると何が悪いのでしょうか?
高血圧はほとんど自覚症状がありませんが、人によっては、頭痛、めまい、肩こり、動悸、むくみなどを感じる場合もあります。
症状がない場合でも、血圧が高いと、血管に高い圧力がかかることになり、血管が傷ついて破れたり、詰まりやすくなったりする原因になります。
また、強い力で血液を押し出すので心臓にも大きな負担がかかります。その結果、脳や心臓、腎臓など様々な臓器に障害をきたし、結果として脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こします

どこまで下げればいいの?

では血圧はどこまで下げればよいのでしょうか?
高血圧治療ガイドラインによると以下のようになります。

降圧目標

注:目安で示す診察室血圧と家庭血圧の目標値の差は、診察室血圧140/90mmHg、家庭血圧135/85mmHgが高血圧の診断基準であることから、この二者の差をあてはめたものである。
※日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2014」より抜粋

血圧を下げるためには?

血圧を下げるためにはまずは生活習慣の改善です。
それで下がらない場合に服薬治療になります。

血圧を下げるための生活のポイント
・食事療法
まずは減塩です。できる限り食塩を抑えつつ、カロリーにも気をつけましょう。
カリウムは塩分の排出を促進するのでしっかり摂りましょう。ほうれん草や昆布、わかめなどに多く含まれます。

・運動療法
酸素を取り込みながら運動する有酸素運動が高血圧の治療に効果的とされています。
軽いランニングやウォーキング、水泳など1日30分以上の有酸素運動を行いましょう。

その他のポイント
・アルコールの制限
・禁煙
・ストレス解消
・十分な睡眠
などがあげられます。