中医協

薬局で勤めているで薬剤師の中で気になる方も多い2年に1度の「調剤報酬改定
数か月後に迫ってきており、様々な憶測がされています。
平成29年12月に中医協が実際に議論したことは一体どんな内容なのでしょうか。
議論された内容は以下の通りです。

①かかりつけ薬剤師

かかりつけ薬剤師指導料・包括管理料については、まずは高齢者などの服薬情報の一元的・継続的な管理が必要な対象患者に限定した上で進めるべきであるとされました。
また、かかりつけ薬剤師指導料・包括管理料に係る同意書については様式を統一し、

・かかりつけ薬剤師が必要な理由/メリット
・かかりつけ薬剤師の業務
・指導料や自己負担額

を明示する等、患者がかかりつけ薬剤師を理解した上で同意する仕組みへと見直すことが求められるという内容です。

かかりつけ薬剤師について前回の調剤報酬改定から評価されています。
今後も評価が期待され、それと同時に患者への理解がさらに必要になってくると思われます。
次回の調剤報酬改定での見直しによりさらなるかかりつけ薬剤師の必要性が感じられるのではないでしょうか。

②薬剤服用歴管理指導料

薬剤服用歴管理指導料については、患者がお薬手帳を通常の薬局に持参した場合、持参しない場合に比べ低い点数が算定されます。
いわゆる門前薬局等の調剤基本料の特例対象薬局の場合、お薬手帳を持参した場合でも高い点数が算定される問題があり、患者の負担を軽減する観点から点数設計を見直す必要があると議論されました。
併せて、薬剤服用歴管理指導料については服薬指導により重複投薬や不適切な多剤投薬を減らすことが重要であり、服薬指導の必要性に対応した点数設計が求められるという内容です。

お薬手帳持参の有無で金額が変わることは患者の多くが気にしている点です。
実際に薬局窓口や薬剤師との会話でのやり取りでも多く聞かれます。
そのため、しっかりとした点数算定の説明ができるように注目しておくべき項目と考えられます。

③基準調剤加算

基準調剤加算については、医療機関と薬局が連名で副作用報告をデータで提出することを要件に追加すべきであるという内容でした。

基準調剤加算を算定するにあたり、提出する書類項目が追加されることが予想されます。
申請の際や管理者等は特に注意しておくべき項目となりそうです。

④内服薬の調剤料及び一包化加算

内服薬の調剤料及び一包化加算については、院外調剤業務の機械化や技術進歩を踏まえ、投与日数や剤数に応じて業務コストが増加することを前提とした仕組みを抜本的に見直し、適正化する必要があると議論されました。

今までも投与日数や剤数による点数設計となっていましたが、”適正化する必要”とあるので点数が変わる可能性は高いと予想されます。

⑤調剤基本料

いわゆる門前薬局/大型チェーン薬局の調剤基本料については、収益状況や医薬品の備蓄等の効率性を踏まえ処方せん集中率と受付回数による特例対象の要件を拡大し、さらなる適正化を図る必要がある。

・ 同一敷地内薬局は大型チェーン薬局を上回る適正化対策を講じる必要がある。
・ 医療資源の乏しい地域で役割を果たしている薬局の評価のあり方について検討することが求められる。
・ 薬局の機能に応じた評価の一貫として、特例対象を除外するための施設基準は廃止することが求められる。

調剤基本料についてもさらなる薬局評価の検討により、点数が変わると予想されます。

さいごに

2か月後には調剤報酬改定された点数での算定となります。
今度の調剤報酬改定でも様々な観点から議論され点数評価が変わると予想されます。
中医協の発表等、最新の情報をご確認いただくようお願いいたします。

参考:「17.12.22中医協」