埼玉県の薬剤師

この記事をご覧になられている方は、埼玉県でいま働いている方やこれから埼玉県で働こうとしている方でしょうか?
そんなあなたが気になる事をここでは見ていきたいと思います。

埼玉県の薬剤師の人数はどのくらい?

平成27年 埼玉県保健統計年報 統計資料によると、平成26年12月31日現在、薬剤師届け出数は全国で約28万8千人です。
そのうち埼玉県の薬剤師数は14,190人になり、日本全国でも4番目の多さです。
しかし、これはあくまでも実数です。
人口10万人対薬剤師数で見てみると、196.0人で埼玉県は日本全国で27番目となります。

次に、埼玉県の薬剤師人数の年次推移を見ていきましょう。

上図(平成27年 埼玉県保健統計年報 統計資料より作成)は昭和35年から平成26年度までの各年12月31日時点での薬剤師数です。
埼玉県の薬剤師数は実数・10万人対薬剤師数ともに年々増加していることがわかります。
また全国的にも増加傾向にあります。
近年”薬剤師は過剰”といわれることをよく耳にしますが、「薬剤師求人は見かけるし実際はどうなの?」と思う方もいるかと思います。
次で見ていきましょう。

埼玉県の薬剤師は過剰なのか

”薬剤師が過剰”というのはあくまで薬剤師免許を保有する実数に対しての供給が需要より多いため過剰と言われています。
しかし、薬剤師の免許を持ったからといって必ずしも全員が薬剤師免許を必要とする職に就くわけではありません。
では薬剤師免許の資格を必要としない職に就いている人はどのくらいいるのでしょう。

上図(平成27年 埼玉県保健統計年報 統計資料より作成)は埼玉県の薬剤師がどの業種についているかを表しています。
薬局や医療施設で薬剤師として勤務する人数は多くいますが、大学や企業の研究職等に就いている人も少数ではありません。
埼玉県で薬剤師免許を必要としない職に就いている割合は約22%になります。
 調剤薬局チェーンも人手不足であったり、薬剤師不足で年収を多くして募集を行っているところもあるくらいです。

これは埼玉県に限らず全国的に当てはまります。
”薬剤師は過剰”と言われていますが、実際には薬剤師として働く方を求める需要と供給のバランスはいいと言えます。

しかし、現状がいつまで続くかはわかりません。
2015年5月26日に行われた経済財政諮問会議で塩崎厚生労働大臣は「5万7000軒の薬局についても全てを残すわけではない」と述べています。
これは薬局数が今より削減されるということを示唆しており、薬局が生き残るためには調剤報酬点数が関わってきます。
そこで薬局側が薬剤師に求めることは、在宅業務のスキルがある方や、かかりつけ薬剤師になるための必要な要件を満たすことができる方など今までになかったスキルが求められることが予想されます。
薬剤師としての働き方も変わってくるのかもしれません。

埼玉県の薬剤師の平均年収はどのくらい?

「自分の年収は平均より多い?少ない?」「周りはどのくらいもらっているの?」と疑問に思うことはありませんか?
実際に埼玉県の薬剤師(女性)の平均年収はどのくらいか見ていくと…
・平均所得内月収 35,7万円 (薬剤師全国平均32,7万円  109,0%)
・平均賞与    67,2万円 (薬剤師全国平均76,2万円  88,2%)
・平均年収    495,8万円 (薬剤師全国平均469,6万円 105,6%)
*平成27年度 厚生労働省 賃金構造基本統計調査より

平均年収は全国平均よりやや高めであると言えます。
また職種においては次のようにそれぞれ特徴があります。
・ドラッグストア/調剤薬局
年収は平均的であり、また首都圏よりも地方の方が年収が高い傾向
地方では高齢化や薬学部の大学が近くになく薬剤師の数が少ないことから金額を多く設定して薬剤師を採用している
・製薬会社
企業によっては年収が1,000万円以上になることもある
他の業種で働くよりも年収は高い

このように職種でも大きく差が出てくることがわかります。
キャリアについては知識も経験も豊富のため、転職する際にも前職の年収が考慮されることが多く年収は高くなる傾向があります。

最後に

今回の記事では「埼玉県の薬剤師事情」についてピックアップしてみました。
薬剤師数が多いといわれる今日ですが、埼玉県は人口に対する薬剤師数は少ないため、需要と供給のバランスは良く転職しても現状は必要とされるでしょう。
業種も多岐にわたり、それぞれの年収も差があることがわかります。

今後、薬剤師として続けたいと考えているならば、通常の業務をこなすだけでなく患者さんから求められることにすぐ対応できるよう周りの持っていないスキルを身につけることや、様々な情報を常に収集するなど今の段階から将来に向けて動き出す方が良いのかもしれません。
ぜひこの記事を埼玉県で働くとき・転職するときの参考にしてみてください。